ターンオーバー周波数切り替え型トーンコントロール付きプリアンプの製作(測定編) 

       2025.2.1

周波数特性

 トーンコントロールを中央の位置に合わせて、フラットにした場合の周波数特性を測定してみました。パワーアンプの入力インピーダンスと同じ47kΩ の 抵抗を負荷としています。Lchではゲインは1kHzで5.5倍得られています。周波数特性にわずかながらうねりがみられ、1kHzのゲインをを基準として100Hz で+0.19dB、20kHzで-0.49dBの差が生じています。シミュレーションでは、ほぼフラットになっています。Rchでも同様の傾向が見られま す。シミュレーションと実測の差が生じた原因はいまのところよくわかりません。


Lch実測値

Rch実測値


トーンコントロール特性

 トーンコントロールを最大・中央・最小の3パターンで組み合わせて測定してみました。。上記と同様に47kΩの抵抗を負荷として測定しました。 100Hz以下は出力コンデンサの影響で低下し、高域でもゲインの低下がみられますが、そ れ 以外はシミュレーションの結果とおおよそ合致しています


実測値

シミュレーション結果


ターンオーバー周波数の切り替え結果

ターンオーバー周波数は、Bass Trableそれぞれに、high,middle,lowの3ポジションを設けました。Lchの実測結果とシミュレーション結果を示します。


実測値

シミュレーション結果



出力対比歪率特性

 47kΩ負荷でプリアンプの出力電圧とTHD+Nの関係をグラフにしました。測定はWavgeneとWavspectraを使用しています。 前回作成した車載用プリアンプよりもゲインを抑えたために、負帰還量が多くなり最低歪率は低くすることができました。しかしながら、周波数による歪率の変化が大きいことが 課題です。なお、残留雑音はLchRchともに0.11mVでした。

チャンネル間クロストーク

 クロストークの測定も行いました。2022年に製作したフォノイコライザ付きプリアンプのように左右チャンネルをアルミ板で分離する構成としなかっ たこともあり、高域でクロストークが低下しています。また、トーンコントロールで高音域を上昇させた場合に、さらにクロストークが悪化することがわかりま した。

Lch→Rch 

トーンコントロール flatの場合

20Hz:測定限界以下  1kHz:-99dB     20kHz:-72dB

トーンコントロール Bass flat Treble maxの場合

 20Hz:測定限界以下  1kHz:-80 dB     20kHz:-66dB


Rch→Lch 

トーンコントロール flatの場合

20Hz:測定限界以下  1kHz:-105dB     20kHz:-69dB

トーンコントロール Bass flat Treble maxの場合

 20Hz:測定限界以下  1kHz:-76 dB     20kHz:-62dB


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製 作編

シミュレーション編

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