このトーンコントロール回路で使用するボリウムはB型です。運転しながらでもフラットの位置がわかりやすいよう、センターク リック付きのものを使用しました。インピーダンスが高い真空管回路に使用するためには1MΩのものが良かったのですが、入手できないため500kΩにしました。また、2連 のものも入手困難で あったため左右別々になっていますが、これは左右で高音域の感度に差がある私にはか えって好都合です。また1DINサイズに収める必要があり、小型のものが必要ですので、9mm角のものを購入しました。抵抗値を確認して みるとセンターの位置が必ずしも抵抗値の中央になっ ていなかったので、追加して全部で8個購入し、抵抗値を確認の上補正抵抗を追加して使用しました。
シャシはアルミ板とアルミアングルを切断加工して製作しました。トンコントロールに使用するCRやボリウムは、左右チャンネル別に穴あき基板を用い て 製 作し、正面パネル裏面に設置しました。また、通気を考慮して各所に穴をあけています。正面パネルについては、見た目を考慮して業者さんに2mm厚のアルミ板の穴あけ加工を お願いして製作しました。我が家にある電動糸鋸ではできない精度の高い加工ができています。
シャーシ内部はこんな具合です。トーンコントロールに用いるCR及びボリウムは穴あき基板にチャンネルごとにまとめて配置しました。左右の基板の間 には、基板を固定するためのアルミ板を設けて、チャンネル間のクロストークを少なくする工夫をしています。上側をTREBLE,下側をBASSとし、左 チャンネルは左側、右チャンネルは右側に 配置し、直感的にわかりやすく配置してあります。
アルミ板の切断と穴あけが完了した状態 |
シャーシ内部 |